愛犬「もも子」♀

ゴールデン・レトリバーの「もも子」。

温和で、人の心を読み取る。泳ぎと昼寝と甘いものが大好き。ごみ拾い犬としてテレビなどで紹介された。お墓のあげものをこっそりと食べていた。

英国系ゴールデンのもも子は、ごみ拾い犬として有名で、その活躍ぶりは、全国放送(ズームイン朝、ポチたま、夢!動物大図鑑等)でも取り上げられました。拾ってくるゴミは、ビン、缶、ビニール、プラスチック、発砲スチロール、紙おむつ等さまざまです。ある時、黒いビニール袋が川を流れて来ました。それを見つけたもも子は川に飛び込んだのですが、いつもと違い、なかなかくわえて持ってきませんでした。そのビニール袋には生まれて間もない子犬の死体が入っていました。
もも子は亡くなる前日までごみを拾い続けましたが、平成18年11月12日(13才5ヶ月)、その生涯を閉じました。

もも子からのお願い!14年間ごみを拾い続けたもも子の願いです

私はもも子です。主人は毎朝夕、欠かさず近くの川に散歩に連れて行ってくれます。そこは、とても景色が良く、私の気に入りのところですが、残念なことにゴミが多いのです。

私は若いときは土手や岸辺のゴミはもちろん、川を流れてくるゴミは泳いで、口にくわえ、主人に運んでいきました。ビニール類、ビン、缶、紙おむつまでもが流れてきます。
私は字が読めないので、危険な農薬の入った容器を知らないでくわえてくることもありました。散乱したガラスビンの破片で足をケガしたこともありました。

ある時、別の犬が言いました。「無駄なことをしているね。少しくらい拾ったって、どこの川や海や山も人間が捨てたゴミで一杯だよ。それに、せっかくの美しい毛並みがドブ臭くなってしまうよ」と。
でも、私は「このゴミが川や海を汚し、仲間の動物が苦しむのを、ただ黙って見ていることはできないんだよ!」と言ってやりました。
人間はどうして、ゴミを捨てて、他の生き物を苦しめるのでしょか?親愛なる人間様、どうぞ、ゴミを捨てないで下さい!!

 

 

わが家にやって来たときのもも子です
わが家にやって来たときです
あっち向いて、ホイ!をするもも子
あっち向いて、ホイ!
2才の頃です
年頃のもも子

 

 

 

 

 

 

 

 

母が恋しいときは葉をかんでがん葉るのです
母が恋しいときは葉をかんでがん葉るのです
おいたをして、トッピー親分に叱られる
親分さん、ごめんんさい!
トッピー親分と一緒にお昼寝
寄らば大樹の陰
大好きな女の子になでられて幸せ
見つめ合う二人
大好きな女の子に抱かれてうっとりとお昼寝
散歩の途中でお昼寝
猫のポン「出て行ってよ!犬はお外で遊びなさいって!」
大きな体でコタツに潜る
今日は老人ホームにて、ふれ合い活動
優しい眼差しでふれ合う
遠くまで泳ぎ、ゴミを回収するもも子
遠くまで泳ぎ、ゴミを回収する
橋の上から捨てられた残飯を回収。捨てた人は赤面。
捨てた人の眼の前で拾う
ごみを見つけ、雪をけちらして走る
雪の中を疾走
向こう岸から拾ってきました
やれやれ、疲れたワン

 

拾ったゴミは持ち帰るのです
拾ったゴミは持ち帰るのです
こんなゴミもあります
こんなゴミもあります
こんなゴミも・・・
こんなゴミも・・・

 

 

 

 

八幡平にて、ごキゲンのもも子です
八幡平にて、ごキゲンのもも子です
パソコンはむずかしいわん
パソコンはむずかしいわん
川を知る会の仲間と北上川下り。今日はラクチン、しっかり漕いでね!
川を知る会の仲間と
年老いて体力が無くなり、流れてくるごみをジィーと見つめるのでした
ごみをジィーと見つめる
何を思い空を見つめているのでしょうか?若かりし頃を回想しているのかな。
空を見上げる
ストーブの前でお昼寝
至福のときです

もも子が採用されたポスター・パンフレット

岩手県環境啓発ポスターに採用されたもも子。「このポスターを見て、ごみをポイ捨てする人が一人でも少なくなるといいなぁ・・・」
岩手県環境啓発ポスター
東北地方治水大会パンフレット「きれいな川を永遠に!」
東北地方治水大会
もも子のおねがい
もも子のおねがい

 

 

 

 

 

 

 

 

ごみ拾い犬「もも子」エピローグ・・・

平成18年11月12日 もも子逝去す 享年14才

新聞掲載の死亡通知 平成18年11月12日 もも子逝去す 享年14才
新聞掲載の死亡通知
多くの方々が焼香に駆けつけてくれました
もも子の葬儀

最後のごみ

晩年は、お気に入りの場所で一休みするのでした。
散歩の途中でひと休み

もも子が亡くなる前日の夕方は今にも雨が降り出しそうな空模様でした。

その日、私はとても忙しく、もも子の散歩を妻に頼んだのでした。

私が家にいて、散歩を妻に頼んだのは、この時が最初で最後でした。

妻が散歩に出かけたとき、途中でお寺に用事があったお客と散歩コースの土手で出会いました。

妻はその場にもも子を待たせ、お客と一緒にお寺に戻りました。

妻が用事をすませ、もも子のところに戻ったところ、もも子はいつしか降り出した雨の中、ポツンとオスワリをして待っていました。

足元にはどこからか拾ってきたのか、ペットボトルのゴミ1個があったというのでした。

最後の散歩

晩年は、他の仲間のワンちゃんが遊び終わるのを待っているのでした。
北上川河川敷でくつろぐ

亡くなる当日の朝は、いつものように車に乗せて近くの河川敷に散歩に行ったのです。

もも子は車から降りると、その近くで用を足し、後は私が他の犬との運動が終わるまで、車の近くで、休んでいるのでしたが、この時は、いつもと違い、私のそばを離れないで、一生懸命ついて来たのでした。

散歩を終えて3時間位経った10時頃から急に呼吸が荒くなりだし、主治医の往診を頼んで手を尽くしたのですが、お昼頃に息を引き取りました。

今思えば、もも子は妻には 「これが私が拾う最後のごみですよ!」 と、私には 「これが一緒に出来る最後の散歩ですよ!」 と、教えていたのでしょう。

 

もも子との再会

お花に囲まれたもも子の祭壇
お花に囲まれたもも子の祭壇

火葬の前夜、最後ということで、もも子の亡骸と一緒の部屋に寝ました。

朝方、もも子の夢を見ました。

もも子と他の犬を連れて、土手を散歩していたのですが、もも子だけが途中から引き返すのです。

いくら呼んでも、悲しそうな眼をして、振り返り振り返り、霧の中をとぼとぼと戻って行くのでした。

その後ろ姿が本当に寂しそうで、私は一瞬夢の中で悲しくなり泣いてしまいました。

ところが、その土手は大きな円となっていることに気が付いたのです。私たちが歩む方向と、もも子は逆回りに歩いていたのです。

そうです、私たちは右回りで、もも子は左回りで歩いているのでした。

そうか、このまま散歩を続ければ、また、再び会えるんだ、と夢の中で喜んだのでした。

夢から覚めた私は、いつの日か必ず逢えるんだと思い、悲しみが少し和らいだのでした。

 

もも子への二つの後悔

一つは、亡くなる前日、もも子は少し食欲がなかったのでした。

しかし、テーブルの上にあったシュークリームだけは食べたさそうにしていました。

犬には甘いものは良くないと思い、中の美味しいクリームの部分は私が食べ、外側の皮だけを食べさせたのでした。

今思えば、甘いものが大好きだったもも子に1個まるごとあげれば、と後悔しております。

でも、このことがテレビで全国に放映されると、多くの方々から もも子ちゃんにお供えしてと、シュークリームやお菓子などが贈られて来ました。

甘いものが大好きだったもも子は、喜んで、それらのお供え物を頂いていることと思います。

 

もう一つは、汚れている川に入ってごみ拾いをしていたのですが、たまに、きれいな川に連れて行くと、本当に気持ちよさそうにのんびりと泳いでおりました。

もも子は本当はきれいな川で思いきり遊びたかったのでは、と後悔する気持ちもあります。

でも、もも子は最初は、私が喜ぶ顔を見たくて、ごみを拾っていたと思いますが、今は、もも子自身がきれいな川、美しい故郷で、生きとし生けるもの全てが楽しく幸せに暮らすことを願って、ごみを拾っていたと思っております。

 

岩手県知事感謝状

動物への知事感謝状はとても珍しいとのことです。
岩手県知事感謝状

もも子は県のごみ減量推進普及啓発キャラクターとして、テレビの県政番組に出演し、 平成18年4月からは県のごみ減量、分別の啓発ポスターのモデルに起用されていた。

知事感謝状は、行政に積極的に協力した人に贈られるのが通例ですが、「犬が自ら実践し、広く県民にごみ減量をアピールした功績は大きい」 として、11月12日に息を引き取った「もも子」に知事感謝状が贈られました。

ごみ減量推進やポイ捨て防止を啓発した功績などをたたえたもので、 動物への知事感謝状は極めて異例だそうです。当時の岩手県知事はその後に総務大臣も務められた増田寛也氏です。

 

 

 

平成18年度 有線放送番組コンクール 企画部門の部 最優秀賞受賞作品

平成18年度 有線放送番組コンクール    企画部門の部 最優秀賞受賞作品
もも子を題材として有線放送が最優秀賞

平成18年度の有線放送番組コンクール 企画部門の部にて、もも子のごみ拾いの取り組みを特集した作品が、最優秀賞受賞作品に選ばれました。

下記よりお聴きいただけますので、是非ご視聴ください。

 

フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」放映後、寄せられたもも子への手紙

2007年(平成19年)6月21日 フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」にて、「もも子が起こした奇跡の物語」として特集され、その放映後に視聴者からもも子へ寄せられた数多くの手紙(手紙の内容を一部ご紹介しております

もも子への手紙

 

>>アンビリバボーでの放送内容

 

もも子への記帳

今でも多くの方々に追慕され、幸せなもも子

もも子への記帳

 

思いを綴った文集

広島県廿日市市小学校1年生の皆さんアリガトウ!

思いを綴った文集 広島県廿日市市小学校1年生の皆さんアリガトウ!

 

 

「ごみを拾う犬 もも子」の書籍

2006年(平成18年)8月 「ごみを拾う犬 もも子」の本がハート出版より発行され、2008年(平成20年)12月初旬「もも子のねがい」の本がハート出版より発行され多くの方にご愛読いただいております。

(↓クリックするとそれぞれの書籍の紹介を見ることができます。)

「ごみを拾う犬 もも子」の本 ごみを拾う犬もも子のねがい

 

 

生きとし生けるもの全てが、仲良く幸せでありますよう!