住職の徒然日記

2021/01/07
寺の正月

お正月、お寺の位牌堂には炊き上げたばかりの仏飯が並べられます。昔は、多くの家では常日頃、雑穀を食していました。せめて、お正月だけは御先祖さまにも純白なご飯をご馳走しようという心づかいに由来するものでしょう。

そう言えば、小さい時、こんなわらべ歌を聞いたことがあります。

「正月 ええもんだ 雪のようなママ食って  こっぱのような餅食って・・・・・・・」。

昔から全国的に伝わるわらべ歌で、普段は質素な生活ですが、お正月だけは美味しいご飯が食べられる。お正月を楽しみに待つ風景が浮かんでまいります。

私が子供の頃は、お正月といえばわずかばかりのお年玉をもらい、近所の駄菓子屋でお菓子を買い、近所の子供たちと凧揚げをしたり、こまをまわしたり、かまくらを作って中で餅を焼いたりして遊んだものです。また。大人たちはお酒で顔を真っ赤にして、親戚等の家をまわっていました。今は見かけることがなくなりましたが、そんなお正月風景が懐かしく思い出されます。

位牌堂にお供えの仏飯
位牌堂にお供えの仏飯
毎年続いているお供えです
毎年続いているお供えです
一度、茶碗に盛ったご飯をひっくり返してのせます
一度、茶碗に盛ったご飯をひっくり返してのせます
歴代の住職には鏡餅が供えられます
歴代の住職には鏡餅が供えられます
観音堂にお供えの鏡餅
観音堂にお供えの鏡餅
床の間にも鏡餅が供えられます
床の間にも鏡餅が供えられます
今年一年、宜しくお願い致します。野々花です。
今年一年、宜しくお願い致します。野々花です。

 

 

2021/01/01
新春大般若祈祷会

元旦午前零時に恒例の大般若祈祷会が厳かに修行されました。

今年は新型コロナ禍の為、一般の参列者にはご遠慮いただき、私と副住職のみでお勤め致しました。

日本をはじめ世界の平和と皆さま方の家運繁栄、身心安泰、万難消滅等、そして、一日も早く新型コロナ禍が収束するよう祈祷がなされました。

なお、加持祈祷された「立春大吉 鎮防火燭」の御札と初夢を見る際、枕の下に敷く縁起物の「七福神宝船」は、希望される方にはお渡ししております。

参列者が来なくとも正面玄関には明かりが灯されます
参列者が来なくとも正面玄関には明かりが灯されます
参列者がなく本堂も寂しく見えます
参列者がなく本堂も寂しく見えます
正面には十六善神の掛軸が吊され準備が整った内陣
正面には十六善神の掛軸が吊され準備が整った内陣
世界の平和と皆さま方の安寧を祈願します
世界の平和と皆さま方の安寧を祈願します
お茶やお菓子などがお供えされます
お茶やお菓子などがお供えされます
丁寧にお拝がなされます
丁寧にお拝がなされます
大般若経を転読します。この際に生ずる風が吉祥をもたらします
大般若経を転読します。この際に生ずる風が吉祥をもたらします
参列者がなくとも例年の通り、厳かに修行されます
参列者がなくとも例年の通り、厳かに修行されます
加持祈祷された御札
加持祈祷された御札
縁起物の宝船
縁起物の宝船

 

2020/10/21
寝たきりのリンゴちゃん

もはや自分の脚では歩けないリンゴちゃんが遊びに来ました。

リンゴちゃんは、一年程前に町内の畑でさまよっているところを保護されたワンちゃんです。保護されたときには首輪に付けられたチェーン製のリードを引きずっており、保健所の獣医さんによるとかなりの高齢犬で認知症もあるとのことでした。

保護犬の譲渡会で、たまたま目にしたTさん夫婦は、このようなワンちゃんでは誰も引き取り手がないであろうと、意を決し家族に迎えたそうです。

リンゴ畑で保護されたことからリンゴちゃんと名付けられたのですが、間もなく夜鳴き、徘徊が始まり、夜は夫婦交代で介護することとなったのです。

Tさん夫婦は、「保護された時の状況から、決して幸せな暮らしではなかったようです。せめて、最後くらいは幸せに暮らさせてあげたい」と、介護を苦にすることもなく、リンゴちゃんに寄り添っているのです。

リンゴちゃんにとってはTさん夫婦は観音様そのものです。真の愛犬家とはこのような慈悲深い方を言うのでしょう。ただただ尊敬する次第です。

寝たきりのリンゴちゃん
寝たきりのリンゴちゃん
どうして、寐てばかりいるんだろうな?
どうして、寐てばかりいるんだろうな?
水も自分では飲めないのです
水も自分では飲めないのです
寝たきりのリンゴちゃんが気にかかる野々花。
寝たきりのリンゴちゃんが気にかかる野々花。
最初は離れて添い寝
最初は離れて添い寝
野々花にはリンゴちゃんの容体が理解できるのかな?出来ないでしょうな
野々花にはリンゴちゃんの容体が理解できるのかな?出来ないでしょうな
2020/08/20
コロナ禍の夏スイセン(花言葉;深い思いやり)に思う

今年も御先祖さまを迎えるかのように、本堂裏に夏スイセンの群生が咲いております。淡いピンク色の花は夏の暑さに一陣の涼を与えてくれます。
コロナ禍で何かとギスギスする昨今、せめて花の美しさに感動し、小鳥のさえずりにも耳を傾けたいものです。

長らく感染者ゼロの岩手県ではありましたが、とうとう感染者が出始めました。遅かれ早かれ、陽性者が出ることは時間の問題とは思っておりました。

感染者や勤め先を特定するのではなく、各自が十分に気を付けて感染防止に務めると共に、自らも陽性者であるかもと思い感染させないように、夏スイセンの花言葉の如く「深い思いやり」の行動をすることが一番大切なことであります。

感染者やその家族、あるいは勤め先等を誹謗・中傷したり、あるいは他県ナンバーの車や帰省者に嫌がらせするなどはもってのほかであります。

先の戦争中にみられた「隣組」等の地域住民組織が互いに監視し密告するよう仕組みは、現代の「自粛警察」や「同調圧力」に似通っていると思います。

過日の朝日新聞に下記の様な記事が載っておりました。

太平洋戦争末期の、ある日。宇都宮市内で、国民学校から友達と下校していたIさん(86)は、若い女性の2人連れを見つけた。
一人は、明るい色調の和服。特に目を引いたのが、ウェーブがかかった髪だ。きれいになでつけられて、光って見えた。
「パーマだ」。当時、男性は国民服、女性はもんぺ姿の人が多かった。少年たちは「ぜいたくだ、こらしめよう」と思い立ち、小石を投げつけたというのです。

子どもにも、そのような「戦争遂行」するうえでの思想統制が図られていたのです。

新型コロナウイルスも恐ろしいですが、そのような個人の自由や人権を無視したりする風潮がもっと恐ろしいと思います。ましてや、このような中での憲法九条や基本的人権を後退させるような改憲は決して許されるもんではありません。

本堂裏の夏スイセンの群生。花言葉は「深い思いやり」
本堂裏の夏スイセンの群生。花言葉は「深い思いやり」
野々花も涼を求めて
野々花も涼を求めて
野々花も8月で5才となりました
野々花も8月で5才となりました
2020/06/28
カメの赤ちゃん生まれる

当寺の池に住んでいるクサガメの赤ちゃんが誕生しています。

クサガメの赤ちゃんはゼニガメと呼ばれていますが、蛇やカラス、サギ等の天敵も多く、みんな無事に成長して欲しいと願っています。

ところで、クサガメの寿命はどのくらいなのでしょうか? 池が造成されてから30年近く経ていますので、結構長生きなのでしょうね。

クサガメは互いにケンカすることもなく、穏やかな性格だといわれております。また、10月に入ると姿を見せなくなり、桜の開花時期頃まで冬眠しているので、一年の半分は寝て暮らしています。うらやましく思うこともあります。

余計なエネルギーを使わず、ストレスがないことが長生きの秘訣なのでしょう。

甲羅干ししているカメ。乗られても、押しのけられてもケンカはしません。
甲羅干ししているカメ。乗られても、押しのけられてもケンカはしません。
卵からかえった子カメ。真ん中にあるのは五百円玉です。
卵からかえった子カメ。真ん中にあるのは五百円玉です。
子カメを見つめる野々花。
子カメを見つめる野々花。
イタズラして、野々花の頭に子カメを乗せました。
イタズラして、野々花の頭に子カメを乗せました。
親ガメの背中に子カメではなく、野々花の頭に子カメ。迷惑そうな顔です。
親ガメの背中に子カメではなく、野々花の頭に子カメ。迷惑そうな顔です。
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