四十八灯籠供養会

新盆を迎える家族がそろって、燭台上の48本の蝋燭にあかりを灯してご供養致します。

四十八灯籠供養のいわれは、西方の極楽浄土をつかさどる阿弥陀如来さまが、まだ阿弥陀如来さまになる前、法蔵比丘と名乗って、ご修行なさっておりました。

そのとき、法蔵比丘は四十八の誓願を立てました。それは、この世の生きとし生けるもの全てが苦しみ、悲しみ悩みから救われて、仏の世界に生まれ変わることが出来ますようにという誓願です。

亡くなられた方は、この世に残された御家族の幸せはもちろん、この世に生きている全てのものが悲しみ、苦しみから救われることを願って修行なさっております。

その願いはこちら側の世界に生きている私たち仏教徒の願いでもあります。
ですから、亡くなられた方と私たちが心を一つにして、その願いが一日も早く成就出来ますようにと、一本一本の蝋燭にあかりを灯すのであります。

参加された方は、揺れ動く蝋燭の炎の中に、亡き人の在りし日のお姿を偲び、心からなる追慕のご供養をなさっていました。また、子どもたちも真剣にあかりを灯し、いつまでも心に残る厳かな供養会と存じます。

この供養会の淨行と真心は必ず亡き人に届くものと思います。

 

正面には新盆の方のお位牌が祀られ、左側では梅花講員の方々による追善の詠讃歌が奉詠されます

揺れ動く蝋燭の炎の中に、亡き人のお姿を偲ぶ

 

 

 

 

 

 

 

家族みんなで、あかりを灯します

真心からなるご供養は、必ず亡き人に通じます