今から約2500年前の4月8日にお生まれになったお釈迦さまの誕生日を祝う「花祭り」が一ヶ月遅れの5月8日に開催されました。この時期、境内の八重桜は満開で、花祭りを祝福しているかのようです。
この時期の境内は、八重桜が満開で、中央にはきれいなお花で飾られた花御堂が置かれ、その中に誕生仏が安置され、参列者が甘茶をかけてお祝いします。
甘茶を掛けるのは、お釈迦さまの誕生を祝して竜王が甘露の雨を降らせた故事によります。
誕生仏は右手で天を、左手で地を指さして、「天上天下唯我独尊」と宣言されたと言われています。生きとし生けるもの全てが、それぞれに尊い命を持って生まれて来ている。それは、他と比較されるべきものではなく、存在そのものがかけがえのない命ということだと思います。





