住職の徒然日記

2015/08/17
四十八灯籠供養会

お盆の送り火の8月16日、当時では恒例の四十八灯籠供養会が厳かに行われました。新盆を迎えられた30組のご家族が参加されました。揺れ動くロウソクの炎の中に亡き人のお姿を偲び、心からなる追慕のご供養がなされたものと思います。

四十八灯籠供養会のいわれは、西方の極楽浄土をつかさどる阿弥陀如来さまが、法藏比丘と名乗って修行していた時、四十八の誓願をたてられました。一言で表せば、「この世に生きている全ての人たちが、悩み、悲しみ、苦しみから救われて、仏の世界に生まれ変わることができますように」という誓願です。

亡くなられた方は、この世に残されたご家族の幸せはもちろんのこと、この世に生きとしいけるもの全てが幸せになるよう願っております。その願いはこちら側の世界に生きている私たち仏教徒の願いでもあるのです。ですから、法藏比丘の四十八の誓願、それは亡き人の願いでもあり、私たち仏教徒の願いでもあるのです。その願いが一日も早く成就できますようにと、亡き人と残されたご家族が心を一つにして一本一本のロウソクに灯りをともしたのです。

供養会の浄行と真心は亡き人に必ず届いたと思います。

供養会の準備に朝からお手伝いして下さった近隣の方々、法要で御詠歌をお唱え下さった梅花講員皆さま方のご協力があったからこそ、今年も無事に法要を成し遂げることが出来ました。有り難うございました。

揺れ動く炎の中に亡き人を偲ぶ
四十八灯籠供養会
短くなったロウソクを取り替える
本堂はロウソクの熱でかなり暑いです

 

 

 

 

 

 

 

2015/08/15
学ぶは真似ることから
カテゴリー:法話集

お盆は亡き人を偲び感謝のまことをささげる大切な行事です。お墓で静かに手を合わせると、亡き人の懐かしいお顔が浮かんでまいります。今を生きている私たちは御先祖さまの生き方から多くの事を学んで、それを子や孫に伝えていく役目を担っております。

「学ぶ」は「学(まねぶ)」と同源とあります(日本国語大辞典 小学館)。学(まねぶ)は「手本にして真似る」という意味です。子どもは言葉や振る舞い、考え方など親の真似をして育ち、人格を形成していきます。

修行道場では、お釈迦さまや曹洞宗を開かれた道元禅師さまの教えや、行いを日々真似ることの繰り返しです。私が本山永平寺に修行の為に上山した時、最初に徹底的に教え込まれたことが、行住坐臥(ぎょうじゅうざが)でした。坐禅の仕方はもちろん、食事の作法、東司(便所)の作法、入浴の作法、歩き方までが事細かに決められており、先輩の修行僧の真似をして覚えていったのです。

大本山永平寺七十八世故宮崎奕保禅師は次のように諭されております。「真似が一日続いたら一日の真似、二日やったら二日の真似。それが一生続いたら、もう本物になる」と。

形が整えば、それに伴い心も必ず整います。

朝、仏壇の前で背筋を伸ばし、深く呼吸をして、姿勢を正して、真っ直ぐに線香を立てて合掌する、日々繰り返すうちに、心が正しくなり、行いが正しくなります。その姿を子や孫が真似して身に付けていくなら、人生の大きな宝となるでありましょう。

2015/08/10
岩手県知事選に思う
カテゴリー:ブログ

岩手県知事選に立候補を表明していた平野達男参院議員が、出馬を断念したそうです。もともと立候補を促したのが自民党であったのが、安保関連法案に対する強行採決で安倍内閣の支持率低下したなかで、自民党が推す平野候補が落選すれば(事前調査でも圧倒的に不利な状況であったようです)、政権にも悪影響を与えかねないと判断し、出馬を止めるように説得したと報じられています。今回の平野氏の態度は中央の意向にただただ従う風見鶏と言わざるを得ません。県民、国民の声を無視してまでも、戦争法案をごり押ししようとする政府のやり方には憤りと大きな危険を感じます。

8月6日のNHKスペシャル「この雲の下で何が?」という報道番組が放映されました。広島に原爆投下直後の写真をもとに、生存者の証言から当時の様子を再現した内容でした。原爆の残虐さ、恐ろしさをまざまざと見せつけられました。

放送の中で、被爆した小学生らしき女の子が救護トラックに駆け寄り助けを求めたのですが、救護班のリーダーらしき兵隊が怒鳴って追い返したのです。女の子は泣きながら燃えさかる町の方に引き返したのです。恐らく戦力となる若者しか救護しなかったのでありましょう。

追い返した兵隊は、戦争にかり出される前は、家庭では心優しい父親であり、夫であり、親孝行な子であったはずですが、戦争という狂気の中で、人間性を失ってしまったのでしょう。

先の戦争を見ても、軍隊というのは国家の体制を守るもので、決して国民を守るものではない、犠牲となるのは一般の国民であると思います。

お釈迦さまの「殺してはならない、殺させてもならない」という教えからも、戦争法案には反対しましょう。

もも子も戦争には反対です
生きとし生けるものがしあわせでありますように!
2015/08/04
水くみ場

過日、井戸を掘っているブログを掲載しましたが、その後、井戸掘り工事を進めたところ、

地表から約7メートル位、突いたところ、概ね良質な伏流水が出ました。

現在、この場所にお墓参り用の手桶を置き、水を汲めるように水くみ場を建設しております。

青森ヒバを使用し、屋根は銅板を葺く予定です。

思った以上に立派な水くみ場が出来そうで完成が楽しみです。

 

木材は青森ヒバを使用しております
水くみ場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/08/03
花火大会

昨夜は地元紫波町の花火大会が開催されました。

当寺の東屋から犬仲間の方と花火を見ながら、冷たいビールで喉を潤しました。

花火、うちわ、蚊取線香まさに日本の夏の風物詩ですね。

夏の花火は先祖供養の意味もあるとのことで、大輪の花火に亡き先祖を偲び、今ある自分を感謝する

一時なのかも知れませんね。

悠久な宇宙の時間に例えれば、私たちの一生は打ち上げ花火のような、ほんの一瞬でしかありません。

その一瞬の限られた時間に、それぞれが持っている花を咲かせたいものであります。後悔することは、

花を咲かせなかった事ではなく、花を咲かせようと努力しなかったことです。

当寺の東屋から見える花火
紫波町の花火
城山公園稜線上の花火
夜空に咲く大輪の花火