今年も送り盆の8月16日に四十八灯籠供養会が本堂で行われました。新盆を迎えられた家族30組、約120人が参加されました。
四十八灯籠供養会のいわれは、西方の極楽浄土をつかさどる阿弥陀如来さまが、まだ阿弥陀如来さまになる前、法蔵比丘と名乗ってご修行なさっておりました。
そのとき、法蔵比丘は四十八の誓願を立てました。その誓願は一言で言うならば、この世の生きとし生ける全てのものが苦しみ、悲しみ、悩みから救われて、仏の世界に生まれ変わることが出来ますようにという誓願です。
亡くなられた方は、この世に残された御家族の幸せはもちろん、この世に生きている全ての人たちが悲しみ、苦しみから救われることを願って修行なさっております。
その願いはこちら側の世界に生きている私たち仏教徒の願いでもあります。ですから、亡くなられた方と私たちが心を一つにして、その願いが一日も早く成就出来ますようにと、心を込めて蝋燭を灯したのです。
供養会の淨行と真心は必ず亡き人に届いたものと思います。








