「ごみを拾う犬もも子」の続編である「ごみを拾う犬もも子のねがい」(平成20年11月28日 第1刷発行)の中で、5才の女の子の手紙を紹介しました。
その女の子は平成19年6月21日放映の「奇跡体験!アンビリバボー」に感動して手紙を送ってくれたのでした。同封されたお母さんからの手紙によると、この女の子は番組がはじまってからずっとテレビにくぎづけで、番組が終わると同事に、一人で部屋に戻って行ったそうです。お母さんが心配して見に行くと、目にいっぱい涙をためていました。そして、「どうして ももちゃん しんじゃったの?」と大泣きしたというのです。
「えいみょうさん、ももちゃんしんじゃたけどがんばってね。ももちゃん、よくごみひろい がんばったね かりん ももちゃんすきだよ けがしてもがんばったね」と書いて、お母さんに「ももちゃんに おてがみ おくって」とお願いしたんだそうです。
その女の子は、今は高校一年生となり、過日手紙が届きました。手紙の端々から心優しく感性豊かな高校生になった様子が伝わり、大変うれしく思いました。中学時代には、英語スピーチコンテストに出場されて、もも子との出逢いを取り上げながら、情報発信の主流となっているSNSに潜む危険性をも訴え、聴衆の心に深く刻まれるスピーチをされたとのことです。しっかりと自分の考えを持って、他の人を思いやる優しい女性に成長されていることに感動しております。



